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温泉(おんせん)とは、地中から湯が湧き出す現象や湯となっている状態、またはその場所を示す用語である。その湯を用いた入浴施設も一般に温泉と呼ばれる。 大深温泉熱源で分類すると、火山の地下のマグマを熱源とする火山性温泉と、火山とは無関係の非火山性温泉に分けられる。 含まれる成分により、さまざまな色、匂い、効能の温泉がある。

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    首都圏から80km〜100km(一般道)範囲の”日帰り温泉”施設を選び、自分自身で利用した実感と快適度を3ッ星ランク(★★★)でご紹介します。「日帰り温泉」「クアハウス」「スパ・・・」など色々な施設の種類はありますが、事前によくチェックし、どうぞ楽しい休日をお過ごし下さい。また遠方100km〜【高速道利用】の施設も追加していきますのでどうぞご期待下さい! . ★日帰り温泉・評価基準とランキング . 快適な日帰り温泉を探して楽しい休日、ちょっと行く前にランキングを!   「日帰り温泉」利用者の人口は近年5〜6年の間急激に伸びてきました。日帰り温泉といっても、地方の市町村が村興しとして温泉施設を作り運営しているもの、農業関係の構造改善事業として補助金を元に作られたもの、また民間のリゾート資本が作ったもの等々全く千差万別です。 一般の観光旅館などの施設と違い、公営のところも多く、料金も安くて快適なところも多いのですが、でも実際は行ってみないとよくわからないし、それこそピンからキリまで、行ってみたら”ガッカリ”大切な休日を無駄にしてしまった、、、という事にもなりかねません! そこで迷わず、この快適度評価ランキングHPを参考にし、近くの日帰り温泉をご利用してみてください。意外に知らないところに快適な施設があり、きっと得をした気分になると思いますよ。。。 <評価基準は5項目+α 最高は★★★三ツ星 快適度100%表示>   <評価基準5項目> <施設利用料>安い・付帯費用 安くて快適、余計な料金がかからない! <施設快適度>観光・快適な立地条件・近い 眺めが良く、快適森林浴、リラックスできる環境! <露天風呂>湯質・肌触り・眺め開放感 湯泉質、広さ、自然度、入った感じが良い! <仮眠休憩室>有・無・又は快適スペース 入浴後に小1時間仮眠ができる、癒しの空間あり! <雰囲気>客質・従業員の対応 快適な雰囲気、親切な対応、品位が感じられる!   <+α評価:温泉管理状況> <浴湯管理> 循環湯交換・浴室の清掃・意識 週3回以上交換、浴槽浴室きれい、自信を持っている! <+α評価:美人の湯度♪> <美人の湯>美肌効果・評判・事実検証 肌がしっとり、女性客が多い、案内係の肌もきれい!    ★(例えば・・・えのさんの”最も快適な”日帰り温泉とは)★ ★転地効果:ドライブと適度な振動、50km程度のほどよい距離 ★利用料金:食事や他の料金も合理的、内容も充実、持込も可能 ★森林浴効果:目にやさしい眺望、自然が豊か、フィットンチット効果大 ★露天温泉:鮮度香、温泉効果、露天か内湯のオーバーフロー、洗い場 ★木造建築:大地や木のエネルギーを吸収、リラックス効果、明るい眺望 ★無料休憩室:部屋数多く、自分の好きな部屋で長時間休憩可能 ★やさしい係員:親切な応対、臨機応変、自発的に対処、品位品格 ★管理運営:衛生管理表示、自ら清掃点検、接客のモラル高い ★利用者サービス:継続利用割引、インターネットクーポン割引、有効な特典 ★付帯施設等:農産物、陶器、地産品の原価販売、特産品サービス他 ★あなたが選ぶ(東京周辺)日帰り温泉、”人気投票”(クリック投票しよう!)の結果は?  (遠距離部門編)も追加しました。 ★日帰り温泉、"掲示板”BBSもご利用下さい ★体験情報チャットルーム(ご意見お寄せ下さい) ★HP・更新情報(新規UP情報などご案内)←      ※ホームページの取材は埼玉県所沢市から一般道主体(高速利用含)に車で片道3時間以内の目安で調べています。あなたの近くに日帰り温泉の情報などがありましたら、掲示板でお知らせ下さい。目標!1ヶ月に2軒以上新規に取材したいと考えています。 ※ホームページ記載の料金等データは調査時点のものです。同じ施設の更新が充分できませんので、最新の情報は直接お問い合わせ頂くか、直営のホームページなどでご確認下さい。(尚、HPデータの一部は、昭文社まっぷる「首都圏からの日帰り温泉」を参考にさせていただきました。)<写真撮影・コダックDC210使用> ※日帰り温泉の循環と泉質の維持管理について 大規模な日帰り温泉施設では、一般的に温泉の循環を行っています。湧出量、温度、消費量などの条件が充分であれば、いわゆる掛け流しで新鮮な温泉を常時大量に投入する事も可能ですが、これには温泉地の高温源泉でなければ難しく、通常の日帰り温泉は低温の温泉を加熱循環して使っています。保健所などの指導で、衛生管理面から、一般的に塩素殺菌の方法がとられていますが、結果として温泉成分の変質や劣化もたらす結果となっています。また、源泉の少ない地域の新しい施設では、維持管理の経験もなく意外と安易な運営をしていることもあります。このような状況の中で、利用者としては浄化装置仕組みや浴場の清掃など人為的条件、また浴湯の湯の交換は毎日か週に何回か、複数のお風呂があれば源泉に近いところはどこか、少しでもオーバーフローをさせているのか、などを知っておくことも大切なことなのです。 循環施設は管理者の人為的な努力により大きな差が出てきます。日帰り温泉施設の規模にもよりますが、少ない塩素濃度で良好な状態を保つことが重要です。残留率の低いオゾンの集中的殺菌処理や、温泉の特質に影響を与えない薬品処理など、また紫外線の殺菌処理なども効果的に併用し、源泉の新鮮な温泉の効果を維持している施設が良い施設だと言えます。しかし残念ながらプール型の残留塩素濃度を高めた安易な管理手法の施設が多いというのが現状です。泉質の劣化は目に見えない部分なので分かり難いですが、継続的に利用すればその差がはっきりとわかるでしょう。また、判断の目安として、その施設に温泉スタンドがあれば湧出量は多いと思われますし、飲泉ができるところも良い温泉と思われます。 最近、多くの日帰り温泉施設が新規にオープンしています。初めに入場者が集中し、運営管理不慣れが原因で事故が起きています。免疫力の弱くなっている高齢者(60歳〜)の方は特に感染症の注意が必要です。残留塩素濃度は公共浴用水の基準として分かりやすく、事故対策で残留塩素濃度を上げることは簡単なので、今後は保健所などの指導により、過剰な塩素が投入されることになると思われます。プール管理と同じでアメリカ型(温泉入浴の習慣のない)の手法なのです。循環施設の管理手法は薬学的な体系もまだ明確になっていません。 利用者としては湯の交換について管理状況を窓口に確かめること、なんとなく気になったら初めは近寄らないなど、自己防衛を考えることも必要です。また、施設管理者側の責任としては、浴場の管理や衛生面の詳細内容など「明確な形式で施設内に検査結果を表示」!するよう努めるべきだと思います。”やってます”や”よく分かりません”では利用者は大変困ります!管理責任者は温泉管理のプロの”湯守”になる意識が必要ですね。(2002.8記) <日帰り温泉の分類と特色> (T) 日帰り温泉(新しい専用施設) 1.市町村、第3セクターの村興し 従業員は職員、運営は市町村、料金は安く快適 2.農業の地域改善事業等、助成金利用の施設 お土産物に地元農産物が並ぶ、ローカル色あり 3.道の駅など公共施設の付帯施設 遠い地域に多く、余裕時間が不足、立寄り湯 4.都市中心に作られた民間高級温泉施設 至近で快適だが、料金が高く継続利用に難点 5.スーパー天然温泉&スーパー日帰り温泉 都市型の温泉施設&観光施設型のスーパー日帰り温泉 (U) 宿泊施設系の日帰り温泉(日帰りパック型) 1.温泉旅館の施設をそのまま利用、パック型 宿泊施設の日帰り客受入、サービスに工夫と特色 2.ホテルなどの大規模施設が経営、併設施設 ファミリー・温泉以外の観光・多目的レジャー 3.共同浴場として温泉地にある昔からの施設 外湯、素朴で源泉地に多い、観光の途中での立ち寄り (V) スーパー銭湯・クアハウス(特殊なタイプ) 1.全国展開のスーパー銭湯のチェーン 深夜営業で平日客の利用、休日はファミレス化 2.企業用地の利用等新規転換事業(単独型) 施設の立地・内容とも多種多様、少し個性的 3.多角経営アミューズメント関連施設の一部 関西に多く、賑やか好き向き、レジャー施設 4.水着で入る専用施設型クアハウス ヨーロッパの温泉療養タイプ、女性こどもに人気 <日帰り温泉の予測> 日帰り温泉には各種ありますが、取り敢えず上記3タイプを”日帰り温泉”として分類定義しました。大規模なクアハウスはプール施設に多額の設備費用と維持管理費がかかり,高い料金でリピータ利用者が限られる傾向にあります。また、スーパー銭湯は温泉施設ではありませんが、都市型”スーパー温泉”や、観光施設型の”スーパー日帰り温泉”という中間的な新タイプの施設も生まれています。   日帰り温泉の歴史は浅く、本格的施設が出来始めて(1995頃)から5年位しか経ってませんが、しかしながら、近年の施設の大型化専用化、運営システムの近代化、コンビニエンス化、そして低価格化が進み、若い年代層にも気軽に行ける市民レジャー施設として急速に人気が高まってきました。 今までのツーリストのサービスとは全く趣を異にした新しいサービス施設です。経営的にも大規模な集客力や、低料金による売上増で短期償却も可能で、これからも各地に次々と新設されるものと予測されます。有名な観光地に新しい”スーパー日帰り温泉”ができたり、そして、都心にも突然”スーパー温泉”ができる可能性があります。この21世紀は新しい温泉の歴史の始まりとなるかも知れません。 日帰り温泉の発展は、また従来の温泉旅館にも大きな波及効果と影響を与えています。日帰りパックの充実、快適な癒しなどサービスや休憩施設の充実、さらに工夫次第では大きな潜在需要を喚起することも可能です。いま新しい時代の温泉施設はどうあるべきかを業界全体が模索しています。「日帰り」か?「宿泊専門」か? という距離的条件等(100km?)も大きな要素ですし、また、日帰り客専用の食事メニュー(料理店のように予約無しで、早くて簡単、美味しい地の物)も重要な要素でしょう。忙しい都会の人々が手頃なグルメや癒し・療養回復を求め、新しいスタイルの日帰り温泉ブームや文化を定着させるでしょう。 スーパーやコンビニが旧態業種を席巻した時と同じく、今や予測のつかない大激変が温泉旅館の業界で起きているのです。・・・・・(^_^メ) . ★料金クラスと利用(費用対効果の法則) . <料金と利用の関係> 1.スーパー銭湯:500〜600円 平日・日常の利用:通常入浴時間帯で利用 2.日帰り温泉(レジャー型含む):600〜1500円 土日・休日の利用:温泉保養、ファミリー利用 3.高級日帰り温泉(ホテル型):1500〜2500円 土日・休日の利用:(同)少し贅沢な利用 4.温泉宿の日帰り温泉パック:2500〜5000円 休日・シーズンの利用:リゾートのグルメ&温泉 5.温泉宿泊(滞在型):5000〜15000円〜贅沢 休暇・計画的な利用:宿泊温泉旅行(滞在型)     <”日帰り温泉”= 単純な費用対効果の法則?の結果> 日帰り温泉もそれぞれの特徴がありますが、1回の総予算としては交通費を含め利用料の倍額程度が必要となります。リピータの適正入浴料は700円以下(食事付2,500円)ではないでしょうか。利用回数が増えれば1回あたりの金額も問題となります。自動車で高い高速道路料金を払って日帰り温泉に行くのでは意味がありません。むしろ一般道で行けることが重要です。(価値ある観光資源が近くにあれば温泉を利用しやすい) また都市の施設では、回転率と集客力のパラドックス(回転率を上げる=固定客の集客力は低下)が生じます。結局はトータルな費用対効果 日本の温泉 日本は火山が多いために火山性の温泉が多く、温泉地にまつわる伝説、神話の類も非常に多い。また、発見の古い温泉ではその利用の歴史もかなり古くから文献に残されている。 文献としては日本書紀、続日本紀、万葉集、拾遺集などに禊の神事や天皇の温泉行幸などで使用されたとして玉造温泉、有馬温泉、道後温泉、白浜温泉、秋保温泉などの名が残されている。平安時代の延喜式神名帳には、温泉の神を祀る温泉神社等の社名が数社記載されている。 江戸時代になると貝原益軒、後藤艮山、宇田川榕庵らにより温泉療法に関する著書や温泉図鑑といった案内図が刊行されるなどして、温泉は一般庶民にも親しまれるようになった。この時代は一般庶民が入浴する雑湯と幕吏、代官、藩主が入浴する殿様湯、かぎ湯が区別され、それぞれ「町人湯」「さむらい湯」などと呼ばれていた。各藩では湯役所を作り、湯奉行、湯別当などを置き、湯税を司った。 一般庶民の風習としては正月の湯、寒湯治、花湯治、秋湯治など季節湯治を主とし、比較的決まった温泉地に毎年赴き、疲労回復と健康促進を図った。また、現代も残る「湯治風俗」が生まれたのも江戸時代で、砂湯、打たせ湯、蒸し湯、合せ湯など、いずれもそれぞれの温泉の特性を生かした湯治風俗が生まれた。 明治時代になると温泉の科学的研究も次第に盛んになり、昭和以降は温泉医学及び分析化学の進歩によって温泉のもつ医療効果が実証され、温泉の利用者も広範囲に渡った。 [編集] 欧州の温泉 日本の温泉が入浴本位で発展したのに対し、欧州の温泉は飲用を主に、日光浴や空気浴を加えた保養地として発達した。現在でも、鉱泉水を飲んだり、決められた時間だけ湯につかり、シャワーを浴びながらマッサージを受けたりすることは医療行為として認められている。 欧州の温泉地としては、チェコのカルロヴィ・ヴァリ、イギリスの バース、ベルギーのスパ、ハンガリーのブダペスト、ドイツのバーデン・バーデンなどが有名である。 [編集] 温泉の利用 湯を使う風呂が一般的でなく、衛生に関する知識や医療が不十分であった時代には、温泉は怪我や病気に驚くべき効能があるありがたい聖地であった。各温泉の起源伝説には、鹿や鶴や鷺(サギ)などの動物が傷を癒した伝説や、弘法大師等高名な僧侶が発見した伝説が多い。このような場所は寺や神社が所有していたり、近隣共同体の共有財産であった。 江戸時代頃になると、農閑期に湯治客が訪れるようになり、それらの湯治客を泊める宿泊施設が温泉宿となった。湯治の形態も長期滞在型から一泊二日の短期型へ変化し、現在の入浴形態に近い形が出来上がった。 温泉はヨーロッパでは医療行為の一環として位置付けられているが、日本では観光を兼ねた娯楽である場合が多い。学校の合宿、修学旅行に取り入れる例も多い。もちろん、湯治に訪れる客も依然として存在する。 [編集] 提供形態 一旦浴槽に注いだ湯を再注入するか否かで循環式と掛け流しに分類される。循環式においては、一度利用した湯を濾過・加熱処理をした上で再注入している。近年掛け流しを好む利用者の嗜好により、源泉100パーセントかけ流し等のキャッチコピーで宣伝しているところもある。 [編集] 入浴法 さまざまな湯温 時間湯 - 草津温泉(群馬県、高温浴(摂氏42度以上)) ぬる湯/持続湯 - 不感温度浴(摂氏34-37度)、微温浴(摂氏37-39度) 冷泉浴 - 増富温泉(山梨県)、寒の地獄温泉(大分県) さまざまな入浴形態 打たせ湯 - 筋湯温泉(大分県) 立ち湯 - 鉛温泉(岩手県) 寝湯 - 湯之谷温泉郷 足湯 - 各所、屋外で無料のものも多い。道の駅たるみず(鹿児島県)に設置されているものが日本最長 蒸し湯 - 鉄輪温泉(石室:大分県別府温泉) 箱むし - 後生掛温泉(秋田県) 砂むし - 指宿温泉(鹿児島県)、竹瓦温泉(大分県別府温泉)、別府海浜砂湯(大分県別府市上人ヶ浜) まんじゅうふかし - 酸ヶ湯温泉(青森県) 岩盤浴 - 玉川温泉(秋田県) 泥湯 - 明礬温泉(大分県別府温泉)、すずめの湯(熊本県地獄温泉)、三朝温泉(鳥取県)、 後生掛温泉(秋田県) 飲泉 - 各所、禁忌の場合もあるので、飲む場合は注意が必要。 [編集] その他 温泉を食品加工などに利用した例 地獄蒸し - 別府市の鉄輪温泉が有名。温泉の蒸気で魚や野菜を蒸す。成分が逃げないのが特徴。 温泉卵 野沢温泉(長野県)では、収穫後の野沢菜の下ごしらえに利用したり、冬季に凍っている野沢菜をゆでるために温泉を用いている。また下ごしらえの場所として共同浴場の湯船を利用することでも知られている。 [編集] 温泉の定義 日本では温泉は温泉法と環境省の鉱泉分析法指針で定義されている。 [編集] 温泉の要素 温泉には以下の要素がある。 泉温 泉温は湧出口(通常は地表)での温泉水の温度とされる。泉温の分類としては鉱泉分析法指針では冷鉱泉・微温泉・温泉・高温泉の4種類に分類される。 泉温の分類は、国や分類者により名称や泉温の範囲が異なるため、世界的に統一されているというわけではない。 溶解成分(泉質) 溶解成分は人為的な規定に基づき分類される。日本では温泉法及び鉱泉分析法指針で規定されている。鉱泉分析法指針では、鉱泉の中でも治療の目的に供しうるものを特に療養泉と定義し、特定された八つの物質について更に規定している。溶解成分の分類は、温泉1kg中の溶存物質量によりなされる。 湧出量 湧出量は地中から地表へ継続的に取り出される水量であり、動力等の人工的な方法で汲み出された場合も含まれる。 温泉の三要素は温泉の特徴を理解するために有益であるが、詳しくは物理的・化学的な性質等に基づいて種々の分類及び規定がなされている。 浸透圧 鉱泉分析法指針では浸透圧に基づき、温泉1kg中の溶存物質総量ないし氷点によって 低張性・等張性・高張性 という分類も行っている。 [編集] 温泉法による温泉の定義 日本では、1948年(昭和23年)7月10日に温泉法が制定された。この温泉法第2条(定義)によると、温泉とは、以下のうち一つ以上が満たされる「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)」と定義されている(広義の温泉)。 泉源における水温が摂氏25度以上。(摂氏25度未満のものは、冷泉または鉱泉と呼ぶ事がある) 以下の成分のうち、いづれか1つ以上のものを含む。(含有量は1kg中) 溶存物質(ガス性のものを除く。) 総量1000mg以上 遊離炭酸(CO2) 250mg以上 リチウムイオン(Li+) 1mg以上 ストロンチウムイオン(Sr++) 10mg以上 バリウムイオン(Ba++) 5mg以上 フェロ又はフェリイオン(Fe++,Fe+++) 10mg以上 第一マンガンイオン(Mn++) 10mg以上 水素イオン(H+) 1mg以上 臭素イオン(Br-) 5mg以上 沃素イオン(I-) 1mg以上 フッ素イオン(F-) 2mg以上 ヒドロひ酸イオン(HAsO4--) 1.3mg以上 メタ亜ひ酸(HAsO2) 1mg以上 総硫黄(S)[HS-,S2O3--,H2Sに対応するもの] 1mg以上 メタほう酸(HBO2) 5mg以上(殺菌や消毒作用がある塩化物質。眼科で目の洗浄や消毒に使われる。) メタけい酸(H2SiO3) 50mg以上(保温効果を持続させる作用がある。) 重炭酸ソーダ(NaHCO3) 340mg以上 ラドン(Rn) 20(100億分の1キュリー単位)以上 ラジウム塩(Raとして) 1億分の1mg以上 [編集] 鉱泉分析法指針による分類 環境省の定める鉱泉分析法指針では「常水」と「鉱水」を区別する。 湧出時の温度が摂氏25度以上であるか、または指定成分が一定の値以上である場合、これを「鉱水」と分類する。(鉱泉参照) 泉温 鉱泉分析法指針では湧出または採取したときの温度により以下の四種類に分類される。 冷鉱泉 - 摂氏25度未満 微温 - 泉摂氏25度以上摂氏34度未満 温泉 - 摂氏34度以上摂氏42度未満(狭義の温泉) 高温泉 - 摂氏42度以上 液性の分類 - pH値 湧出時のpH値による分類 酸性 - pH3未満 弱酸性 - pH3以上6未満 中性 - pH6以上7.5未満 弱アルカリ性 - pH7.5以上8.5未満 アルカリ性 - pH8.5以上 浸透圧の分類 溶存物質総量および凝固点(氷点)による分類 低張性 - 溶存物質総量 8g/kg未満、氷点-0.55℃以上 等張性 - 溶存物質総量 8g/kg以上10g/kg未満、氷点-0.55℃未満-0.58℃以上 高張性 - 溶存物質総量 10g/kg以上、氷点-0.58℃未満 [編集] 療養泉 鉱泉分析法指針では、治療の目的に供しうる鉱泉を特に療養泉と定義し、特定された八つの物質について更に規定している。 泉源の温度が摂氏25度以上であるか、温泉1kg中に以下のいずれかの成分が規定以上含まれているかすると、鉱泉分析法指針における療養泉を名乗ることができる。 溶存物総量(ガス性のものを除く) - 1000mg 遊離二酸化炭素 - 1000mg Cu2+ - 1mg 総鉄イオン(Fe2++Fe3+) - 20mg Al3+ - 100mg H+ - 1mg 総硫黄([HS-,S2O3--,H2Sに対応するもの)- 2mg Rd - 111Bq さらに療養泉は溶存物質の成分と量により以下のように分類される。 塩類泉 - 溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg以上 単純温泉 - 溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg未満かつ湯温が摂氏25度以上 特殊成分を含む療養泉 - 特殊成分を一定の値以上に含むもの [編集] 資料 鉱泉分析法指針 [編集] 温泉の種類 温泉はその含有成分によって分類がなされる。またその分類も掲示用泉質名、旧泉質名、新泉質名など3種類存在する。以下は掲示用泉質名の分類である。温泉の種類は泉質についても参照のこと。 [編集] 単純温泉 含まれる成分の含有量が少ないため(温泉水1kg中1000mg未満)、刺激が少なく肌にやさしい。無色透明で、無味無臭。旧泉質名は単純泉。神経痛、筋肉・関節痛、うちみ、くじき、冷え性、疲労回復、健康増進などの一般的適応症に効果があるとされるが殆どは温泉の効能では無く温浴による効能である。 [編集] 硫黄泉 硫黄が多く含まれる温泉。卵の腐ったような硫化水素の臭いがあり、色は微白濁色。換気が悪い場合、中毒を起こすことがある。ニキビ、オイリー肌、皮膚病、リュウマチ、喘息、婦人病などの症状に効果あり。硫黄イオンはインスリンの生成を促す働きがあるので、糖尿病の症状にも有効。刺激が強い泉質なので、病中病後で体力が落ちている人や乾燥肌の人には注意が必要。 [編集] 塩化物泉 ナトリウムが含まれる温泉。旧泉質名は、食塩泉。主な効用としては、外傷、慢性皮膚病、打ち身、ねんざ、リュウマチ、不妊症などがあげられる。飲用は胃腸病に効くといわれている(飲泉は、医師の指導を受け、飲用の許可がおりている場所で、注意事項を守って行うこと)。ナトリウムイオンは、脳のホルモンを刺激し、女性ホルモンのエストロゲンを上昇させる働きがあるので、女性の更年期障害にも有効。 [編集] 含鉄泉 鉄を含む温泉。水中の鉄分が空気に触れる事によって酸化するため、湯の色は茶褐色である。殺菌消毒作用がある。炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがある。この泉質の温泉は保湿効果が高いので、体がよく温まる。貧血に効く。 [編集] 含銅・鉄泉 銅及び鉄を含む温泉。水中の金属分が空気に触れる事によって酸化するため、湯の色は黄色である。含鉄泉同様、炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがある。血症、高血圧症などに効く。 [編集] 含アルミニウム泉 アルミニウムを主成分とする温泉。旧泉質名は、明礬泉、緑礬泉など。殺菌消毒作用がある。肌のハリを回復させる効果があり、また慢性皮膚病、水虫、じんましんなどにも効く。明礬泉はとくに眼病に効果があるとされる。 [編集] 酸性泉 水素イオンを多く含む強い酸性の温泉(PH3以上)。刺激が強く、殺菌効果が高い。また、古い肌を剥がし新しい肌に刺激を与えて自然治癒力を高める効果もある。水虫や湿疹など、慢性皮膚病に効く。肌の弱い人は入浴を控えるか、入浴後に真水で体をしっかり洗い流すなどの配慮が必要。 [編集] 炭酸水素塩泉 アルカリ性の湯。重曹泉、重炭酸土類泉に分類される。重曹泉の温泉への入浴は、肌をなめらかにする美肌効果があり、外傷や皮膚病にも効果あり。飲泉すると慢性胃炎に効くといわれる。一方、重炭酸土類泉の温泉は炎症を抑える効果があるので、入浴は、外傷、皮膚病、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患などに効く。飲泉は、痛風、尿酸結石、糖尿病によいとされる。 [編集] 二酸化炭素泉 無色透明で炭酸ガスが溶け込んだ温泉である。旧泉質名は単純炭酸泉。炭酸ガスが体を刺激し、毛細血管を拡張して血行をよくする効果がある。入浴による効果は、心臓病や高血圧の改善。飲泉は便秘や食欲不振によいとされる。 [編集] 放射能泉 微量のラドン・ラジウムが含まれる。これらの不活性の気体のごく微量の放射能は人体に悪影響を及ぼす可能性は小さく、むしろ、ホルミシス効果で微量の放射線が免疫細胞を活性化させる(癌の発育を妨げることがあるのではないかと言われる)ので、むしろ体に良いのではないかと考えられている。皮膚病、婦人病を始め様々な病気や外傷に効果があるといわれるが、とくによいとされるのは痛風、血圧降下、循環器障害である。 [編集] 硫酸塩泉 硫酸塩が含まれる。苦味のある味。芒硝泉、石膏泉、正苦味泉に分かれる。血行をよくする働きがある。入浴効果は外傷や痛風、肩こり、腰痛、神経痛などに効く。飲泉は便秘やじんましんに効く。硫酸塩は、強張った患部(硬くなった肌)を柔らかくして動きやすくする働きを持っているため痛風や神経痛の症状に効果が高い。 [編集] 温泉マーク 温泉マークの文字参照による表記方法は、♨(♨)である。 発祥は3説存在する。詳細は温泉マークを参照の事。 ? [編集] Onsen 2003年頃から、「Onsen」を世界で通用する言葉にする運動がある。これは、一般的な英語訳である「Hot Spring」では熱水が湧出する場所、「Spa」では療養温泉という意味があり、日本の一般的な温泉のイメージとどちらも離れているからである。「Onsen」を世界で通用する言葉にする運動は、草津温泉などが積極的に行っている。 [編集] 関連項目 ウィキメディア・コモンズには、温泉に関連するマルチメディアがあります。外湯 泉 - 源泉 - 冷泉 - 間欠泉(間歇泉:de:Geysir)- 熱水泉 噴気、噴気孔(de:Fumarole)、 硫気孔(de:Solfatare)、炭酸孔(de:Mofette) 泥火山(de:Schlammvulkan) 湧出量 地熱 湯の花 造成温泉 ウィキポータル 温泉 温泉街(en:Spa town) 日本の温泉地一覧 - 日本の温泉画像一覧 世界の温泉地一覧 - 台湾の温泉(zh:臺灣温泉) en:Onsen(英語版:日本の温泉) 温泉たまご - 温泉饅頭 - 炭酸せんべい 温泉療法(en:Balneotherapy) - 水治治療(de:Kaltwasserkur) 浴場、湯治場、公衆浴場(de:Therme:ローマ時代) スパ(en:Spa) 温水プール 人工温泉 バーデン - ドイツ語の「風呂」の意。温泉地に多く使われる地名 ホット・スプリングズ(en:Hot Springs) - アメリカの地名 カルトヴァッサーガイジル(de:Kaltwassergeysir) テルマルクヴェレ(de:Thermalquelle) [編集] 外部リンク 温泉利用状況(平成10年度〜) - 環境省 にっぽんの温泉100選 温泉法(法令データ提供システム) 鉱泉分析法指針 船井総合研究所 温浴ビジネスチーム

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